私には3人の子供がいる。
2人の息子と1人の娘。
それに先月、
長女が結婚したからだ。
相手はシンガポール人の青年。
だから、
わが人生でシンガポール人の息子を持つことになろうとは、
彼と初めて会ったのは、
例年この日は、
その足で靖国神社に向かう。
今年も同じ。
そこに、来日中の彼も加わった。
娘が私に交際相手を紹介したのは、今回が初めて。
アジア系映画俳優のような風貌。
イケメンで身長は186、
長身の私の息子たちより、更に少し高い。
若いながら某航空会社の幹部社員という。
心中、(全く、
その結果、
家族の皆も同じ受け止め方。
驚いたのは、
控え目で、よく気が付いて、誠実。
「彼の気持ちが変わらない内に、
というのが、家族の密かな合意。
娘がシンガポールの市民権を取る為にも入籍を急ぐことになり、
2人は、
(
でも彼の日本滞在日程の都合で、
「
彼は敬虔なブッディストなので、
“お釈迦様の誕生祝いの日”
手続きには私も立ち会う。
シンガポール大使館から受け取った書類を娘が日本語に翻訳したの
役所でチェックするのに少し手間取ったものの、
証明書を受け取ると彼は、下手くそな日本語で、私に話しかけた。
「お父さん…」。
わが3人目の息子が誕生した瞬間だ
(